中国の1月製造業PMIは季節要因により減速~SMBC日興
SMBC日興証券では、中国の1月製造業PMIを受けてリポートしている。1月は49.1と昨年12月の50.1から急低下した。過去のデータからは春節前の1月に製造業PMIは低下することが多いとのこと。2025年1月は春節前の月にも関わらず、主要産業の稼働率の低下幅はそれほど大きくない印象を受けたとSMBC日興ではコメントしている。ただし、受注の減速幅は大きいと指摘。特に新規輸出受注指数は46.4と、昨年12月の48.3からさらに低下した。輸出の先行指標である韓国の輸出額や港湾の貨物量もやや弱く、関税環境が不透明な中、消費や投資の刺激策がさらに重要になるとSMBC日興では考えている。