米国債市場概況・12日 10年物国債利回り、4.31%に上昇
12日の米国債券相場で長期ゾーンは続落。表面利率4.625%の10年物国債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は安い)4.31%で終えた。2月米消費者物価指数(CPI)が予想を下回ると買いが先行したものの、すぐに失速した。米政権による関税政策がインフレ圧力を高めるとの懸念から売りが優勢となった。市場では「関税引き上げの影響はこれからで、安心する声は少ない」との指摘があった。
(中村)
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