NY株見通し-もみ合いか 経済指標は2月耐久財受注など

 今晩はもみ合いか。昨日は3月消費者信頼感指数などの経済指標が予想以上に悪化したものの、それを受けて米10年債利回りが低下したことや、トランプ関税への過度な警戒感の後退などを背景に主要3指数がそろって3日続伸。ダウ平均は4.18ドル高(+0.01%)とわずかな上昇にとどまったが、S&P500が0.16%高、ナスダック総合は0.46%高となった。センチメントは引き続き改善し、投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の17.48ポイントから17.15ポイントに低下した。

 今晩はS&P500が昨日まで3日続伸したことや、木曜日の10-12月期国内総生産(GDP)確報値、金曜日の2月個人消費支出(PCE)価格指数の発表を控えた様子見姿勢が強まることも予想され、上値の重い展開か。足もとでは消費者心理の悪化を示す経済指標の発表が続き、景気後退懸念も意識されてり、寄り前に発表される2月耐久財受注などの経済指標に要注目か。

 今晩の米経済指標はMBA住宅ローン申請指数、2月耐久財受注、EIA週間原油在庫など。企業決算は寄り前にペイチェックス、ダラー・ツリー、シンタスなどが発表予定。(執筆:3月26日、14:00)
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