米国債市場概況・10日 10年物国債利回り、4.42%に上昇

 10日の米国債券相場で長期ゾーンは4日続落。表面利率4.625%の10年物国債利回りは前営業日比0.09%高い(価格は安い)4.42%で終えた。3月米消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、30年債入札が「好調」だったにもかかわらず、長期債への買いは限定的。トランプ米政権の「相互関税」によるインフレ懸念から売りが出やすい地合いだった。市場関係者からは「中国が米国債を売却するとの懸念が相場の重しとなっている」との声も聞かれた。

(中村)
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