東京マーケットダイジェスト・8日 ドル下値堅い・株高

ドル円:1ドル=143.92円(前営業日NY終値比△0.09円)
ユーロ円:1ユーロ=162.67円(△0.12円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1303ドル(△0.0002ドル)
日経平均株価:36928.63円(前営業日比△148.97円)
東証株価指数(TOPIX):2698.72(△2.56)
債券先物6月物:140.62円(▲0.19円)
新発10年物国債利回り:1.320%(△0.025%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅い。トランプ米大統領が「明日午前10時(日本時間8日23時)に大きな記者会見を行う」「非常に大きく、非常に高く評価されている国との主要な貿易協定について発表」などの見解を示すと買いが入ったが、反応は一時的だった。一部報道で「トランプ米大統領は8日に英国との貿易合意を発表する見通し」と報じると、対ポンドでドル売りが進んだ影響もあり、143.45円まで下押し。もっとも、一巡後は日経平均株価や米10年債利回りの上昇などを支えに再度買いが入り、昨日高値の144.00円を上抜けて144.35円まで値を上げた。

・ユーロドルは上値が重い。対ポンドを中心にドル売りが進んだ場面では1.1336ドルまで上昇する場面があったものの、その後は米長期金利の上昇などが重しとなって1.1281ドルまで押し戻された。ポンドドルも一時1.3356ドルまで上げた後、1.3285ドルまで失速している。

・ユーロ円はもみ合い。朝方からドル絡みの取引が中心となったこともあり、162円台後半でのレンジ内推移に終始した。

・日経平均株価は反発。前日の米国株高を受けて買いが先行した。その後は失速してマイナス圏に沈む場面も見られたが、米関税交渉を巡る期待感などから再びプラス圏に浮上。半導体関連株の上昇も指数を押し上げ、一時200円近く値を上げた。

・債券先物相場は続落。小幅安で始まった後、いったんはプラス圏に浮上する場面もあったが、10年物国債の入札後は再び売りに押された。この日実施された10年債入札では投資家からの需要の弱さが意識される低調な結果となった。

(岩間)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。