東京外国為替市場概況・17時 ドル円、急伸

 12日午後の東京外国為替市場でドル円は急伸。17時時点では147.91円と15時時点(146.01円)と比べて1円90銭程度のドル高水準だった。「90日間、米国は中国製品への関税を145%から30%、中国は米製品への関税を125%から10%へ大幅に引き下げる」との共同声明が発表されると米株価指数先物や米長期金利が急上昇。為替市場では円売りとドル買いが活発化し、一時147.99円まで買い上げられた。

 ユーロドルは急落。17時時点では1.1104ドルと15時時点(1.1222ドル)と比べて0.0118ドル程度のユーロ安水準だった。米中共同声明を受けてドルが全面高の展開になり、一時1.1098ドルまで大幅に値を下げた。また、ポンドドルも1.3163ドルまで大きく下落している。

 ユーロ円は底堅い。17時時点では164.25円と15時時点(163.86円)と比べて39銭程度のユーロ高水準だった。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたためしばらくは方向感がなかったが、次第に買いが強まり一時164.39円まで上昇している。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:145.70円 - 147.99円
ユーロドル:1.1098ドル - 1.1244ドル
ユーロ円:163.36円 - 164.39円


(越後)
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