ハンガリー議会、ICC(国際刑事裁判所)離脱法案を可決

 ハンガリー議会は20日、国際刑事裁判所(ICC)からの離脱手続きを開始する法案を可決した。これにより、ハンガリーは今後1年間かけてICCから正式に脱退するプロセスに入る。この動きはICCがイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に対して逮捕状を発行した直後、ネタニヤフ氏がハンガリーを公式訪問した際に発表されたことで注目を集めていた。
 オルバン首相は「近年ICCはもはや公平で規則に基づく裁判所ではなく、政治的な道具となってしまった」と述べ、ICCへの信頼を失ったことを強調。ハンガリーはICC創設時からの加盟国ですが、今回の決定により欧州連合(EU)加盟国として初めてICCから離脱する国となる。この決定は欧州議会や人権団体から強い批判を受けており、EUの法の支配や人権擁護の枠組みに反するものだと指摘されている。

(越後)
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