東京外国為替市場概況・12時 ドル円、上昇一服

 29日の東京外国為替市場でドル円は上昇一服。12時時点では145.79円とニューヨーク市場の終値(144.84円)と比べて95銭程度のドル高水準だった。エヌビディア決算の内容を好感した米株価指数先物や日経平均株価の上昇、米連邦裁判所の関税差し止め報道を受けたドル円の急騰は一服。10時過ぎにつけた15日以来、2週間ぶりの高値146.28円を上値に、145.60円付近へ下押した。ただ、依然として高値圏といえる水準での推移が続いた。

 ユーロ円の円売りも一巡。12時時点では163.95円とニューヨーク市場の終値(163.55円)と比べて40銭程度のユーロ高水準だった。円相場の動向をにらんで推移。ドル円への連れ高で10時頃につけた164.22円から、163.85円前後まで調整が進んだ。

 ユーロドルは下げ止まる。12時時点では1.1245ドルとニューヨーク市場の終値(1.1292ドル)と比べて0.0047ドル程度のユーロ安水準だった。対円でドルが頭打ちとなるなか、1.1250ドル付近へ戻して推移。時間外取引で一時4.52%台まで上昇した米10年債利回りが、4.49%台まで低下したこともユーロ買い・ドル売りの要因となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.76円 - 146.28円
ユーロドル:1.1210ドル - 1.1297ドル
ユーロ円:163.49円 - 164.22円

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。