ニューヨーク外国為替市場概況・3日 ドル円、4日ぶり反発
3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4営業日ぶりに反発。終値は143.97円と前営業日NY終値(142.71円)と比べて1円26銭程度のドル高水準だった。全般ドル買いが進んだ欧州市場の流れを引き継いでNY勢参入後もドル買いが先行。4月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が739.1万件と予想の710.0万件を上回ったことが分かるとドル買いが加速し、一時144.11円まで上値を伸ばした。米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の支援材料。
なお、クック米連邦準備理事会(FRB)理事は「現在のFRBの金融政策スタンスはさまざまな展開に対応するのに十分な状態にある」と述べたうえで、金利見通しについては「米関税がどのように作用するか分からないため、あらゆるシナリオが考えられる」と語った。
ユーロドルは反落。終値は1.1372ドルと前営業日NY終値(1.1441ドル)と比べて0.0069ドル程度のユーロ安水準となった。欧州時間発表の5月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が予想を下回ったことを受けてユーロ売り・ドル買いが先行。市場予想を上回る米雇用関連指標を材料にドル買いが強まると一時1.1364ドルと日通し安値を更新した。
前日の安値1.1341ドルが目先サポートとして意識されると下げ渋ったものの、戻りは鈍かった。
ユーロ円は3日ぶりに反発。終値は163.74円と前営業日NY終値(163.28円)と比べて46銭程度のユーロ高水準。日本時間夕刻に一時162.80円と本日安値を付けたものの、NY市場に入ると一転上昇した。欧州株相場が持ち直したほか、現物の米国株相場が上昇したことを受けて円売り・ユーロ買いが優勢となった。1時30分過ぎには一時163.87円と本日高値を更新した。
本日の参考レンジ
ドル円:142.38円 - 144.11円
ユーロドル:1.1364ドル - 1.1455ドル
ユーロ円:162.80円 - 163.87円
(中村)
なお、クック米連邦準備理事会(FRB)理事は「現在のFRBの金融政策スタンスはさまざまな展開に対応するのに十分な状態にある」と述べたうえで、金利見通しについては「米関税がどのように作用するか分からないため、あらゆるシナリオが考えられる」と語った。
ユーロドルは反落。終値は1.1372ドルと前営業日NY終値(1.1441ドル)と比べて0.0069ドル程度のユーロ安水準となった。欧州時間発表の5月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が予想を下回ったことを受けてユーロ売り・ドル買いが先行。市場予想を上回る米雇用関連指標を材料にドル買いが強まると一時1.1364ドルと日通し安値を更新した。
前日の安値1.1341ドルが目先サポートとして意識されると下げ渋ったものの、戻りは鈍かった。
ユーロ円は3日ぶりに反発。終値は163.74円と前営業日NY終値(163.28円)と比べて46銭程度のユーロ高水準。日本時間夕刻に一時162.80円と本日安値を付けたものの、NY市場に入ると一転上昇した。欧州株相場が持ち直したほか、現物の米国株相場が上昇したことを受けて円売り・ユーロ買いが優勢となった。1時30分過ぎには一時163.87円と本日高値を更新した。
本日の参考レンジ
ドル円:142.38円 - 144.11円
ユーロドル:1.1364ドル - 1.1455ドル
ユーロ円:162.80円 - 163.87円
(中村)