スイスフラン円 144円後半、本日レンジはドル円よりも広い
スイスフラン円は24時10分時点では144.80円台で推移。本日はスイス国立銀行(中央銀行、SNB)の金融政策発表前につけた151.49円を頭に143.54円まで急落。高値からの下げ幅は為替介入が実施されたドル円(145.90円から140.36円)よりも大きい。
SNBは本日、政策金利の中央値を0.50%に引き上げ、2015年から実施してきたマイナス金利の解除に踏み切った。SNBは追加引き締めも示唆し、インフレ見通しも前回から上方修正している。ただ予想されていたこととは言え、発表後からフランは売り優勢となった。
一部では、「必要に応じて為替市場に積極的に関与」との声明文言に反応したとの声もあったようだ。また上方修正したインフレ見通しも「今年が3%、23年2.4%、24年は1.7%」と徐々に落ち着くとはしている。予測を通じて金融当局が「追加利上げを当然視すべきではない」ことを匂わせたとする見方もあるもよう。
(小針)
SNBは本日、政策金利の中央値を0.50%に引き上げ、2015年から実施してきたマイナス金利の解除に踏み切った。SNBは追加引き締めも示唆し、インフレ見通しも前回から上方修正している。ただ予想されていたこととは言え、発表後からフランは売り優勢となった。
一部では、「必要に応じて為替市場に積極的に関与」との声明文言に反応したとの声もあったようだ。また上方修正したインフレ見通しも「今年が3%、23年2.4%、24年は1.7%」と徐々に落ち着くとはしている。予測を通じて金融当局が「追加利上げを当然視すべきではない」ことを匂わせたとする見方もあるもよう。
(小針)