NYマーケットダイジェスト・11日 株高・金利低下・ユーロ高
(11日終値)
ドル・円相場:1ドル=132.45円(前営業日比△0.19円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=142.51円(△0.55円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0757ドル(△0.0024ドル)
ダウ工業株30種平均:33973.01ドル(△268.91ドル)
ナスダック総合株価指数:10931.67(△189.04)
10年物米国債利回り:3.54%(▲0.08%)
WTI原油先物2月限:1バレル=77.41ドル(△2.29ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=1878.9ドル(△2.4ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数(前週比) 1.2% ▲10.3%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは4日続伸。前日のシュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事に続き、本日はビルロワドガロー仏中銀総裁やレーン・フィンランド中銀総裁が利上げ継続の必要性を強調したため、全般ユーロ買いが先行した。欧米株価の上昇が投資家のリスク選好意欲を強め、ユーロ買い・ドル売りを誘った面もあった。前日の高値1.0759ドルや9日の高値1.0761ドルを上抜けると、一時1.0776ドルと昨年6月以来約7カ月ぶりの高値を更新した。
ただ、明日の12月米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて、金融政策に影響を与えるインフレ動向を確認したい投資家は多く、積極的に上値を試す展開にはならなかった。3時30分前には1.0736ドル付近まで伸び悩む場面があった。
・ドル円は続伸。欧米株価の上昇を背景に投資家のリスク志向が改善すると円売り・ドル買いが出て一時132.87円と日通し高値を付けた。
ただ、米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入ると伸び悩んだ。前日はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演で金融政策について踏み込んだ発言をしなかった。米利上げが長期化するとの懸念が和らいだこともドルの重し。
・ユーロ円は4日続伸。全般ユーロ買いが進んだ流れに沿って、一時142.86円と昨年12月28日以来約2週間ぶりの高値を付けた。
なお、ユーロポンドは0.8882ポンドと昨年9月以来の高値を付けたほか、ユーロスイスフランは一時1.0023スイスフランと昨年7月以来のパリティ(等価)乗せとなった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。前日はパウエルFRB議長が講演で金融政策について踏み込んだ発言をしなかった。米金融引き締めの長期化懸念が和らぐ中、この日も買いが続いた。中国の経済活動が正常化することへの期待から買いが入った面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸。電気自動車(EV)のテスラは「自動車工場を今年拡張する」との報道が好感されて6%近く上昇する場面があった。
・米国債券相場で長期ゾーンは反発。12月米CPIの発表を明日に控える中、インフレ緩和により米利上げが長期化するとの懸念が後退し債券買いが優勢となった。
・原油先物相場は5日続伸。中国での新型コロナ規制撤廃で経済再開期待から買いが優勢となった。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計で原油・ガソリンともに大幅な積み増しとなったが、市場の反応は鈍かった。
・金先物相場は小反発。中国のゼロコロナ政策緩和を受けて、金消費大国である同国の需要増を期待した買いが入った。半面、上値では利食い売りが出るなど買いは続かなかった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=132.45円(前営業日比△0.19円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=142.51円(△0.55円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0757ドル(△0.0024ドル)
ダウ工業株30種平均:33973.01ドル(△268.91ドル)
ナスダック総合株価指数:10931.67(△189.04)
10年物米国債利回り:3.54%(▲0.08%)
WTI原油先物2月限:1バレル=77.41ドル(△2.29ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=1878.9ドル(△2.4ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数(前週比) 1.2% ▲10.3%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは4日続伸。前日のシュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事に続き、本日はビルロワドガロー仏中銀総裁やレーン・フィンランド中銀総裁が利上げ継続の必要性を強調したため、全般ユーロ買いが先行した。欧米株価の上昇が投資家のリスク選好意欲を強め、ユーロ買い・ドル売りを誘った面もあった。前日の高値1.0759ドルや9日の高値1.0761ドルを上抜けると、一時1.0776ドルと昨年6月以来約7カ月ぶりの高値を更新した。
ただ、明日の12月米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて、金融政策に影響を与えるインフレ動向を確認したい投資家は多く、積極的に上値を試す展開にはならなかった。3時30分前には1.0736ドル付近まで伸び悩む場面があった。
・ドル円は続伸。欧米株価の上昇を背景に投資家のリスク志向が改善すると円売り・ドル買いが出て一時132.87円と日通し高値を付けた。
ただ、米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入ると伸び悩んだ。前日はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演で金融政策について踏み込んだ発言をしなかった。米利上げが長期化するとの懸念が和らいだこともドルの重し。
・ユーロ円は4日続伸。全般ユーロ買いが進んだ流れに沿って、一時142.86円と昨年12月28日以来約2週間ぶりの高値を付けた。
なお、ユーロポンドは0.8882ポンドと昨年9月以来の高値を付けたほか、ユーロスイスフランは一時1.0023スイスフランと昨年7月以来のパリティ(等価)乗せとなった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。前日はパウエルFRB議長が講演で金融政策について踏み込んだ発言をしなかった。米金融引き締めの長期化懸念が和らぐ中、この日も買いが続いた。中国の経済活動が正常化することへの期待から買いが入った面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸。電気自動車(EV)のテスラは「自動車工場を今年拡張する」との報道が好感されて6%近く上昇する場面があった。
・米国債券相場で長期ゾーンは反発。12月米CPIの発表を明日に控える中、インフレ緩和により米利上げが長期化するとの懸念が後退し債券買いが優勢となった。
・原油先物相場は5日続伸。中国での新型コロナ規制撤廃で経済再開期待から買いが優勢となった。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計で原油・ガソリンともに大幅な積み増しとなったが、市場の反応は鈍かった。
・金先物相場は小反発。中国のゼロコロナ政策緩和を受けて、金消費大国である同国の需要増を期待した買いが入った。半面、上値では利食い売りが出るなど買いは続かなかった。
(中村)