米国債市場概況・7日 10年物国債利回り、3.67%に上昇

 7日の米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。表面利率4.125%の10年物国債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は安い)3.67%で終えた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のインタビューが警戒していたほどタカ派寄りではなかったと受け止められ、当初は買いで反応したものの、すぐに失速した。同議長が労働市場のデータ次第ではピーク金利がさらに上昇する可能性を示したことなどが相場の重しとなった。利回りは一時3.6886%前後と約1カ月ぶりの高水準を記録した。

(中村)
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