ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、上値重い

 23日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上値が重い。24時時点では131.23円と22時時点(131.48円)と比べて25銭程度のドル安水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い結果となったことを受けて、米金利の上昇とともに買いが先行。21時30分過ぎに一時131.66円と日通し高値を付けた。
 ただ、米長期金利の上昇が一服するとドル円も伸び悩んだ。市場では「一目均衡表雲の下限131.49円がレジスタンスとして意識される」との声も聞かれ、131.05円付近まで下押しした。

 ユーロドルはじり高。24時時点では1.0891ドルと22時時点(1.0873ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利が上昇幅を縮めるとユーロ買い・ドル売りがじわりと強まった。
 もっとも、前週の欧州中央銀行(ECB)定例理事会や今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを通過したことで、値動きは総じて緩慢だ。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では142.93円と22時時点(142.96円)と比べて3銭程度のユーロ安水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:130.42円 - 131.66円
ユーロドル:1.0856ドル - 1.0930ドル
ユーロ円:142.19円 - 143.20円

(中村)
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