米国債市場概況・29日 10年物国債利回り、横ばいの3.57%
29日の米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。表面利率3.500%の10年物国債利回りは前営業日と同じ3.57%で終えた。米欧の金融システムに対する不安が一段と和らぐ中、相対的に安全資産とされる米国債には売りが出たものの、月末・四半期末を控えて機関投資家による保有債券の残存年限を長期化するための買いが入ると持ち直した。ただ、7年債入札が「低調」だったこともあり、戻りも鈍かった。
(中村)
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