ニューヨーク外国為替市場概況・4日 ドル円、反発

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 4日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反発。終値は109.33円と前営業日NY終値(109.07円)と比べて26銭程度のドル高水準だった。台湾国防部(国防省)から中国軍の戦闘機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に侵入したとの声明が発表されたことで、欧州株相場や時間外のダウ先物が急速に下落するとリスク・オフの動きが広がりクロス円の下落とともに円高が進行。22時過ぎに一時109.04円付近まで値を下げた。
 ただ、アジア時間に付けた日通し安値109.03円が目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢となり、109.42円付近まで持ち直した。イエレン米財務長官が米経済の回復をめざして政府が財政支出を拡大していくことに伴い、「米経済が過熱しないように、金利は幾分か上昇する必要がある」と述べ、利上げにつながる可能性に言及したこともドル買いを誘った。

 ユーロドルは反落。終値は1.2014ドルと前営業日NY終値(1.2064ドル)と比べて0.0050ドル程度のユーロ安水準だった。欧州時間に一時1.1999ドルまで売り込まれた影響が残ったものの、NY市場に限れば方向感に乏しい展開だった。1.2035ドルに観測されていたオプションの影響で、1.20ドル台前半での狭いレンジ取引に終始した。

 ユーロ円も反落。終値は131.34円と前営業日NY終値(131.60円)と比べて26銭程度のユーロ安水準。台湾を巡るアジアの地政学的リスクが懸念されて、欧米株価が下落するとリスク回避目的の円買い・ユーロ売りが先行。22時過ぎに一時131.15円と日通し安値を更新した。ただ、一時は340ドル超下落したダウ平均が上げに転じるとユーロ円にも買い戻しが入ったため下値は限定的だった。

 ポンドドルは下値の堅さが目立った。22時前に一時1.3839ドルと日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり1.3897ドル付近まで持ち直した。英国で新型コロナウイルスワクチンの普及が進む中、ジョンソン英首相が「来月21日にもロックダウン措置解除が可能」との見方を示したことがポンドを下支えした。6日の英中銀金融政策委員会(MPC)で「テーパリング開始について議論される」との見方が浮上していることもポンド買いを誘ったようだ。

本日の参考レンジ
ドル円:109.03円 - 109.49円
ユーロドル:1.1999ドル - 1.2065ドル
ユーロ円:131.15円 - 131.64円

(中村)

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