予想とまとめ
今日の予想
今週の予想はこちら今日のイベントスケジュール
13日
(時間は日本時間)
国内
08:50 | ◇ | 10月企業物価指数(予想:前月比横ばい/前年比3.0%) |
海外
07:00 | ◎ | ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演 |
07:30 | ◎ | バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演 |
09:30 | ◎ | 7-9月期豪賃金指数(予想:前期比0.9%) |
18:45 | ◎ | マン英中銀金融政策委員会(MPC)委員、講演 |
21:00 | ◇ | MBA住宅ローン申請指数 |
22:30 | ☆ | 10月米消費者物価指数(CPI、予想:前月比0.2%/前年比2.6%) |
☆ | エネルギーと食品を除くコア指数(予想:前月比0.3%/前年比3.3%) | |
23:30 | ◎ | ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、あいさつ |
23:45 | ◎ | ローガン米ダラス連銀総裁、あいさつ |
14日
01:00 | ☆ | 7-9月期ロシア国内総生産(GDP)速報値(予想:前年比3.0%) |
01:00 | ◎ | 10月ロシアCPI(予想:前月比0.9%) |
03:00 | ◎ | ムサレム米セントルイス連銀総裁、講演 |
03:30 | ◎ | シュミッド米カンザスシティー連銀総裁、あいさつ |
04:00 | ◎ | 10月米月次財政収支(予想:2110億ドルの赤字) |
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
上値と下値の目安
ドル円
レジスタンス2 | 154.71(11/7高値) |
---|---|
レジスタンス1 | 154.23(ピボット・レジスタンス1) |
前日終値 | 153.72 |
サポート1 | 153.01(日足一目均衡表・転換線) |
サポート2 | 152.64(11/11安値) |
ユーロドル
レジスタンス2 | 1.0783(日足一目均衡表・転換線) |
---|---|
レジスタンス1 | 1.0728(11/11高値) |
前日終値 | 1.0655 |
サポート1 | 1.0572(ピボット・サポート2) |
サポート2 | 1.0517(2023/11/1安値) |
ポンド円
レジスタンス2 | 198.93(11/8高値) |
---|---|
レジスタンス1 | 198.46(11/11高値) |
前日終値 | 197.82 |
サポート1 | 196.90(11/11安値) |
サポート2 | 196.35(日足一目均衡表・基準線) |
NZドル円
レジスタンス2 | 92.79(7/24高値) |
---|---|
レジスタンス1 | 92.29(11/8高値) |
前日終値 | 91.67 |
サポート1 | 90.89(11/11安値) |
サポート2 | 90.43(10/31安値) |
本日の東京外国為替市場のドル円は、米10年債利回りの低下を受けて上値が重い展開が予想されるものの、トランプ・トレード(米国債売り・ドル買い)が下値を限定的にすると予想される。
米連邦公開市場委員会(FOMC)では、予想通りにフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジが4.50-75%まで引き下げられた。
パウエルFRB議長は記者会見で「われわれは時間をかけてより中立的なスタンスへと移行しており、そうした中で今回の政策スタンスのさらなる調整は、経済と労働市場の強さを維持する一助となり、インフレ面でのさらなる進展を今後も可能にするだろう」と述べた。そして、米大統領選での「トリプルレッド」(トランプ共和党候補&上下両院での共和党勝利)の可能性に関しては、「当面の金融政策決定に何ら影響しない」と述べた。
トランプ氏は、「トリプルレッド」だけでなく、「クアドラプル・レッド(ホワイトハウス、上院、下院、最高裁」で三権分立の頂点に君臨しつつあるが、金融政策への発言権を求めつつ、パウエルFRB議長を2025年5月の任期まで解任しない、と述べている。
第2次トランプ米政権では、関税引き上げ(中国60%、その他10%)、「減税・雇用法(トランプ減税)」や法人税減税と大規模な財政出動が見込まれており、物価は上昇(トランプ・フレーション)することが見込まれている。
パウエルFRB議長は、財政政策が変わる可能性について、その時期や内容を理解するには時期尚早だと指摘し、「財政政策をモデルに取り込むのは法成立の後」と述べた。
第2次トランプ米政権では、政府支出削減の取り組みを主導する目的で、米政府効率化省(DOGE)が新設される、と報じられている。米効率大臣候補のイーロン・マスク氏は、連邦予算から少なくとも2兆ドルを削減できると主張している。
米財務省によると、連邦政府は2024年会計年度に6兆7500億ドルを支出し、財政赤字は、1兆8970.79億ドルだった。マスク氏が目論んでいる2兆ドルの歳出削減規模は、2024会計年度の財政赤字規模に匹敵する。
財政支出拡大となる公約の法制化とマスク米効率大臣候補による政府支出削減策の法制化が、FOMCの金融政策に影響を与えることになるのかもしれない。