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ドル・円相場:1ドル=154.75円(22日15時時点比△0.05円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.23円(▲0.65円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0418ドル(▲0.0046ドル)
FTSE100種総合株価指数:8262.08(前営業日比△112.81)
ドイツ株式指数(DAX):19322.59(△176.42)
10年物英国債利回り:4.386%(▲0.057%)
10年物独国債利回り:2.242%(▲0.076%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
主な欧州経済指標
<発表値> <前回発表値>
10月英小売売上高(自動車燃料含む)
(前月比) ▲0.7% 0.1%・改
(前年比) 2.4% 3.2%・改
7-9月期独国内総生産(GDP)改定値(季節調整済)
(前期比) 0.1% 0.2%
(前年同期比) ▲0.3% ▲0.2%
11月独製造業PMI速報値
43.2 43.0
11月独サービス部門PMI速報値
49.4 51.6
11月ユーロ圏製造業PMI速報値
45.2 46.0
11月ユーロ圏サービス部門PMI速報値
49.2 51.6
11月英製造業PMI速報値
48.6 49.9
11月英サービス部門PMI速報値
50.0 52.0
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
各市場の動き
・ユーロドルは一転下落した。日本時間夕刻に一時1.0498ドルと日通し高値を付けたものの、この日発表の仏・独・ユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)が低調な内容となり、ユーロ圏の景況感悪化が示されるとユーロ売りが広がった。重要なサポートとして意識されていた昨年10月3日の安値1.0448ドルを下抜けると断続的にストップロスを巻き込んで、一時1.0335ドルと2022年11月以来2年ぶりの安値を更新した。市場では「ウクライナ情勢の緊迫化にユーロ圏景気の失速懸念が重なり、独長期金利の低下とともにユーロ売りが膨らんだ」との声が聞かれた。
もっとも、そのあとは急ピッチで下落した反動が出て1.0438ドル付近まで下げ渋ったが、戻りも限定的だった。NYの取引時間帯に入ると1.0400ドルを挟んだもみ合いに終始した。
・ポンドドルは一時1.2487ドルと5月9日以来の安値を更新した。本日発表の10月英小売売上高や11月英製造業・サービス部門PMI速報値が予想を下回ると、ポンド売り・ドル買いが優勢となった。
・ドル円は下値が堅かった。ユーロ円などクロス円の下落につれた円買い・ドル売りが先行。米長期金利の低下に伴うドル売りも出ると一時154.19円付近まで値を下げた。ただ、アジア時間に付けた日通し安値153.97円が目先サポートとして働くとじりじりと下値を切り上げた。11月米製造業PMI速報値が市場予想と一致し、11月米サービス部門PMI速報値が予想を上回ると買い戻しが加速し、24時前に155.02円と日通し高値を付けた。
もっとも、その後発表された11月米ミシガン大学消費者態度指数確報値が予想を下回ると上昇は一服。154円台後半で徐々に値動きが鈍った。
・ユーロ円は下落。この日発表されたユーロ圏の景況感を示す指標が総じて弱い内容だったことから、全般ユーロ売りが先行。節目の160.00円を下抜けて一時159.93円と10月2日以来の安値を更新した。もっとも、そのあとはユーロドルと同様に、急ピッチで下落した反動が出て161円台前半まで下げ渋った。
・ロンドン株式相場は続伸。前日の米国株や本日の日本株の上昇を背景に投資家心理が上向くと買いが優勢となった。外国為替市場でポンド安が進むと、ポンド安の恩恵を受けやすい銘柄などに買いが集まった。アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が値上がりしたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が底堅く推移した。
・フランクフルト株式相場は続伸。前日の米国株や本日の日本株の上昇を受けて投資家心理が改善すると、独株にも買いが波及した。個別ではザランド(6.36%高)やボノビア(4.76%高)、ブレンターク(4.41%高)などの上昇が目立ち、ドイツ銀行(2.86%安)などを除く36銘柄が上昇した。
・欧州債券相場は上昇。ウクライナ情勢の緊迫化にユーロ圏景気の失速懸念が重なり、相対的に安全資産とされる独国債に買いが入った。