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ただ、米労働省が発表した5月米消費者物価指数(CPI)が前月比0.1%/前年比2.4%と前月比で予想を下回り、エネルギーと食品を除くコア指数が前月比0.1%/前年比2.8%と予想よりも弱い内容だったことが分かると一転円買い・ドル売りが優勢に。21時30分過ぎに144.33円と日通し安値を更新した。
そのあとは145.18円付近まで下げ渋る場面もあったが、買い戻し一巡後は再び上値が重くなった。「米政府は中東地域との緊張が高まる中、兵士の扶養家族の自主的な退去を許可した」「中国のレアアース輸出規制緩和は6カ月の期間限定」との一部報道を受けて、米国株相場が失速したことも相場の重し。3時過ぎには144.33円付近まで押し戻された。
ユーロドルは3日続伸。終値は1.1487ドルと前営業日NY終値(1.1425ドル)と比べて0.0062ドル程度のユーロ高水準となった。欧州中央銀行(ECB)による利下げ局面が終わりに近づいているとの見方が強まる中、5月米CPIが予想より弱い内容となったことが分かるとユーロ買い・ドル売りが優勢となった。3時過ぎには一時1.1500ドルと4月22日以来の高値を更新した。
ユーロ円は5日続伸。終値は166.08円と前営業日NY終値(165.51円)と比べて57銭程度のユーロ高水準。ECBの利下げ観測が足もとで後退する中、ユーロドルの上昇につれた買いが入った。23時過ぎには一時166.42円と昨年10月31日以来の高値を付けた。ただ、ドル円の下落につれた売りが出ると伸び悩んだ。
本日の参考レンジ
ドル円:144.33円 - 145.46円
ユーロドル:1.1405ドル - 1.1500ドル
ユーロ円:165.39円 - 166.42円