予想とまとめ
今週の予想
今日の予想はこちら国内イベントスケジュール
27日
08:50 | ◇ | 10月企業向けサービス価格指数 |
29日
10:30 | ◇ | 安達誠司日銀審議委員、あいさつ |
30日
08:50 | ◎ | 10月鉱工業生産速報 |
08:50 | ◇ | 10月商業販売統計速報(小売業販売額) |
08:50 | ◇ | 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース) |
10:30 | ◇ | 中村豊明日銀審議委員、あいさつ |
14:00 | ◇ | 11月消費動向調査(消費者態度指数 一般世帯) |
14:00 | ◇ | 10月新設住宅着工戸数 |
19:00 | ◇ | 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績) |
1日
08:30 | ◎ | 10月完全失業率 |
08:30 | ◎ | 10月有効求人倍率 |
08:50 | ◇ | 7-9月期の法人企業統計調査(法人季報、ソフトウェアを含む設備投資額) |
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
海外イベントスケジュール
30日
06:45 | ◎ | 10月ニュージーランド(NZ)住宅建設許可件数 |
06:45 | ◇ | 11月ANZ企業信頼感 |
09:30 | ◇ | 7-9月期豪民間設備投資 |
09:30 | ◎ | 10月豪住宅建設許可件数 |
10:30 | ◎ | 11月中国製造業購買担当者景気指数(PMI) |
16:00 | ◎ | 10月独小売売上高 |
16:00 | ◎ | 7-9月期トルコGDP |
16:30 | ◇ | 10月スイス小売売上高 |
16:45 | ◇ | 11月仏CPI速報値 |
16:45 | ◇ | 10月仏PPI |
16:45 | ◇ | 10月仏消費支出 |
16:45 | ◎ | 7-9月期仏GDP改定値 |
17:00 | ◇ | 11月スイスKOF景気先行指数 |
17:55 | ◎ | 11月独雇用統計 |
18:30 | ◎ | パネッタ欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演 |
18:30 | ◇ | 10月南アフリカ卸売物価指数(PPI) |
19:00 | ☆ | 11月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値 |
19:00 | ☆ | 11月ユーロ圏HICPコア速報値 |
19:00 | ◎ | 10月ユーロ圏失業率 |
21:00 | ◎ | 10月南アフリカ貿易収支 |
21:00 | ☆ | 7-9月期インドGDP |
21:00 | ◇ | 10月メキシコ失業率(季節調整前) |
22:30 | ☆ | 9月カナダGDP |
☆ | 7-9月期カナダGDP | |
22:30 | ◎ | 前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数 |
22:30 | ◎ | 10月米個人消費支出(PCE) |
◎ | 10月米個人所得 | |
☆ | 10月米PCEデフレーター | |
☆ | 10月米PCEコアデフレーター | |
23:45 | ◎ | 11月米シカゴ購買部協会景気指数 |
24:00 | ◎ | 10月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数) |
石油輸出国機構(OPEC)プラス閣僚級会合 |
1日
10:45 | ◎ | 11月Caixin中国製造業PMI |
16:00 | ◇ | 11月トルコ製造業PMI |
17:00 | ◎ | 7-9月期スイスGDP |
17:30 | ◇ | 11月スイス製造業PMI |
17:50 | ◎ | 11月仏製造業PMI改定値 |
17:55 | ◎ | 11月独製造業PMI改定値 |
18:00 | ◎ | 11月ユーロ圏製造業PMI改定値 |
18:30 | ◎ | 11月英製造業PMI改定値 |
22:30 | ☆ | 11月カナダ雇用統計 |
23:45 | ◎ | 11月米製造業PMI改定値 |
24:00 | ☆ | 11月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数 |
24:00 | ◇ | 10月米建設支出 |
24:00 | ◇ | 11月メキシコ製造業PMI |
2日
01:00 | ☆ | パウエルFRB議長、講演 |
03:00 | ◎ | 11月ブラジル貿易収支 |
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
◆ポンド、月末・四半期末に絡んだフローに注意
◆加ドル、CPI加速で追加利上げ観測広がり始める
予想レンジ
ポンド円 179.00-184.00円
加ドル円 107.50-111.50円
9月25日週の展望
ポンドは、イングランド銀行(英中銀、BOE)が15会合ぶりに利上げを見送った影響を見極める展開か。21日に英中銀は金融政策委員会(MPC)の結果を公表し、9人の委員中5人のみ賛成という僅差で政策金利を5.25%で据え置くことを決定した。ベイリーBOE総裁は据え置きを主張し、反対した4人は全て0.25ポイントの引き上げを望んだ。今後は利上げを訴えたカンリフ副総裁、ハスケル、マン、グリーン委員たちがどのような見解を示すのか注目される。総裁の意向に反して引き締めに固執するようであれば、金融政策の先行き不透明感が増すことになりそうだ。
英金融政策に対する市場予想は「5.50%に引き上げ」とされていたため、決定に対する相場の反応はポンド売り。もっとも、20日のMPC投票前に発表された8月英消費者物価指数(CPI)が前年比6.7%と前回値や上振れ予想を下回り、2022年2月以来の低水準記を記録。そのため中銀発表前には、短期金融市場での利上げ織り込み度は50%程度まで縮小していた。
ただし、英・長期債利回りも一巡後は上昇に転じるなど、英金利先安観は強まらず。英中銀は「今後、インフレ率が劇的に低下する」との見通しを示しているものの、市場はまだ懐疑的な見方のようだ。なお、経済協力開発機構(OECD)は、英国の2023年インフレ率予測を7.2%とし、6月時点の6.9%から引き上げた。主要先進国のなかで最も高いインフレ率が見込まれている。
25日週の英経済指標は29日に4-6月期国内総生産(GDP)改定値が発表される程度。それよりも、月末、四半期末に絡んだ売買に振らされる可能性がある。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシング前後で荒い値動きとなることも多く、持ち高の管理には気を付けておきたい。
加ドルは、米金利や原油相場の動向を眺めながらも下値は限られた展開となりそうだ。足もとのインフレ率が想定以上に加速し、カナダ中銀(BOC)が10月会合で利上げに踏み切るとの観測が広がっていることが加ドルの支えとなっている。19日発表の8月カナダ消費者物価指数(CPI)は前年比4.0%と前回や予想から上振れ、4カ月ぶりの水準まで上昇した。市場は7-9月期インフレ率が約3.8%と見込み始めており、そうなるとBOCが7月報告書で示した3.3%予想を大きく上回ることになる。今年残された中銀会合は10月と12月の2回。米国でも金利先高観が強まる中、現行5.0%からの政策金利引き上げが意識されることになりそうだ。
9月18日週の回顧
ポンドは週半ばから後半にかけて下値を試した。対円では183円半ばから180円後半、対ドルでは1.24ドル前半から1.22ドル半ばまで下落。予想を下回った英CPIや英中銀の金利据え置きがポンド売りを促した。また、米金利が上昇基調を強めたこともドル高ポンド安に繋がった。
加ドルは買いが先行し、対円では110円半ば、対ドルでも1.33加ドル後半まで加ドル高に傾いた。上昇幅を広げた原油先物、予想比上振れのカナダCPIに後押しされた。もっとも週後半にかけては、リスクセンチメントの悪化が重しとなり加ドルの売り戻しが優勢となった。(了)