ニューヨーク外国為替市場概況・30日 ドル円、続落

 30日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続落。終値は139.79円と前営業日NY終値(140.45円)と比べて66銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが低下したことを背景に売りが強まり、21時過ぎには一時139.58円まで値を下げた。5月米消費者信頼感指数が市場予想を上回ると140.11円付近まで持ち直したが、米金利が低下幅を拡大し、ダウ平均が200ドル近く下落すると売りが再開。23時30分過ぎには139.57円と本日安値を付けた。一方、26日安値の139.50円がサポートとして意識されると、その後は139円台後半でのもみ合いとなった。

 ユーロドルは6営業日ぶりに反発。終値は1.0736ドルと前営業日NY終値(1.0706ドル)と比べて0.0030ドル程度のユーロ高水準だった。米金利低下に伴って21時過ぎに1.0747ドルまで上昇したが、その後は次第に値動きが鈍くなった。下押しは1.0714ドルに限られ、値幅は33pips程度と狭かった。

 ユーロ円は続落。終値は150.08円と前営業日NY終値(150.37円)と比べて29銭程度のユーロ安水準だった。米国株の下落を受けてリスク回避の円買いが進んだ流れに沿って3時過ぎには一時149.74円と本日安値を付けた。もっとも、株安が一服すると徐々に買い戻しが入り150円台を回復した。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:139.57円 - 140.93円
ユーロドル:1.0673ドル - 1.0747ドル
ユーロ円:149.74円 - 150.63円


(越後)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。