米国債市場概況・31日 10年物国債利回り、3.96%に上昇

 31日の米国債券相場で長期ゾーンは小反落。表面利率3.375%の10年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は安い)3.96%で終えた。7月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数や7月米ISM非製造業指数、7月米雇用統計など重要指標の発表を控える中、ポジション調整目的の売りがやや優勢となった。ただ、市場では「月末の機関投資家による保有債券の残存年限を長期化するための買いが入った」との声も聞かれ、下値は限定的だった。

(中村)
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