米国債市場概況・25日 10年物国債利回り、横ばいの4.24%

 25日の米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。表面利率3.875%の10年物国債利回りは前営業日と同じ4.24%で終えた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がジャクソンホール会議での講演で「必要ならば、追加利上げの用意がある」と述べ、追加利上げの可能性を改めて示すと売りが先行した。ただ、そのあとは「今の利上げサイクルの終了が近い」との見方が広がり、買い戻しが進んだ。
 なお、金融政策の影響を受けやすい2年債の利回りは一時5.0909%前後と7月6日以来の高水準を付けた。

(中村)
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