欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、高値更新

 29日の欧州外国為替市場でドル円は高値更新。22時時点では147.23円と20時時点(146.78円)と比べて45銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが上昇に転じたことをきっかけとして上値模索の機運が高まり、複数のオプションバリアが観測された147.00円を上抜けると147.37円まで続伸。2022年11月以来の高値を付けた。

 ユーロドルは軟調。22時時点では1.0792ドルと20時時点(1.0806ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。ドル買いが強まる中、1.0786ドルまで値を下げた。なお、22時に複数の米住宅指標が発表されたが、直後の反応は限定的であった。

 ユーロ円は上昇後に伸び悩み。22時時点では158.90円と20時時点(158.61円)と比べて29銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇に連れて159.02円まで値を上げるも、ユーロドルの下げが重しとなって158円台後半までやや値を下げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.31円 - 147.37円
ユーロドル:1.0786ドル - 1.0838ドル
ユーロ円:158.24円 - 159.02円


(川畑)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。