米国債市場概況・3日 10年物国債利回り、4.79%に上昇
3日の米国債券相場で長期ゾーンは大幅に続落。表面利率3.875%の10年物国債利回りは前営業日比0.11%高い(価格は安い)4.79%で終えた。8月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が予想を上回ったことが分かると、堅調な米雇用情勢を背景に米連邦準備理事会(FRB)が高い政策金利をより長く維持するとの観測が強まった。利回りは一時4.8081%前後と2007年8月以来の高水準を付けた。メスター米クリーブランド連銀総裁が「現在の経済状況が維持されれば、次回会合で利上げを支持する可能性が高い」と述べたことも相場の重し。
(中村)
(中村)