今日の株式見通し-軟調か 米国ではCPIを受けて長期金利が大きく上昇
東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は173ドル安の33631ドルで取引を終えた。米9月消費者物価指数(CPI)が市場予想をやや上回ったことや、30年債入札が低調な結果となったことを受けて、長期金利が上昇。一時300ドル超下げたところからは値を戻したものの、大きめの下落となった。米10年債利回りは4.7%台に乗せており、為替市場ではドル高・円安が進行。ドル円は足元149円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて370円安の32270円、ドル建てが345円安の32295円で取引を終えた。
注目のCPIが米長期金利の上昇要因となったことから、売りに押される展開を予想する。今週の日本株は、米長期金利の低下に半導体株などが強く反応して、きのうまで水準を大きく切り上げた。米10年債利回りの4.7%台乗せは、金利低下への期待を大きく後退させることから、反動が強めに出てくることは避けられそうにない。ただ、米国では半導体大手のラム・リサーチやアプライド・マテリアルズが大きく上昇している。また、直近で敬遠されていたバリュー系の銘柄には買われるものも出てくると思われる。これらの点から序盤で売りをこなした後は下げ渋り、場中は様子見姿勢の強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは32050円-32400円
注目のCPIが米長期金利の上昇要因となったことから、売りに押される展開を予想する。今週の日本株は、米長期金利の低下に半導体株などが強く反応して、きのうまで水準を大きく切り上げた。米10年債利回りの4.7%台乗せは、金利低下への期待を大きく後退させることから、反動が強めに出てくることは避けられそうにない。ただ、米国では半導体大手のラム・リサーチやアプライド・マテリアルズが大きく上昇している。また、直近で敬遠されていたバリュー系の銘柄には買われるものも出てくると思われる。これらの点から序盤で売りをこなした後は下げ渋り、場中は様子見姿勢の強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは32050円-32400円