カナダドル 堅調、原油高やBOC総裁のタカ派発言も支え

 欧州通貨やオセアニア通貨に対してはドル買いとなっているが、カナダドルに対してはドル売りが進み、1.3637CADまでドル安・カナダドル高が進行。
 原油先物価格が大幅に上昇していることで産油国通貨のカナダドルが買われているのが一因。また、米連邦準備理事会(FRB)高官が今週に入り、長期金利の上昇で更なる利上げに対して躊躇する発言をしたのに対し、マックレム・カナダ銀行(中央銀行、BOC)総裁が「長期債利回りの上昇は、インフレ率を目標に戻すための代わりにはならない」とFRBよりもタカ派と捉えられる発言をしたこともカナダドルを支えている。
 なお、カナダドル円も109.75円までじり高。

(松井)
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