ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、急落

 30日のニューヨーク外国為替市場でドル円は急落。24時時点では149.08円と22時時点(149.75円)と比べて67銭程度のドル安水準だった。「日銀は明日の金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の再修正を議論。現在1%としている長期金利の事実上の上限を柔軟にし、一定程度1%を超える金利上昇を容認する案が有力」との日経新聞の記事をきっかけに、全般円買いが優勢となった。23時過ぎには一時149.05円と日通し安値を更新した。

 ユーロドルは24時時点では1.0605ドルと22時時点(1.0606ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準となった。ドル円の急落をきっかけにユーロに対してもドル売りが強まると、一時1.0618ドルと日通し高値を付ける場面があった。

 ユーロ円は上値が重い。24時時点では158.11円と22時時点(158.83円)と比べて72銭程度のユーロ安水準。米国株高を背景に円売り・ユーロ買いが先行すると一時158.93円と日通し高値を付けたものの、「日銀がYCC再修正を議論」との一部報道をきっかけに失速した。23時30分過ぎには158.09円付近まで下押しした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.05円 - 149.85円
ユーロドル:1.0547ドル - 1.0618ドル
ユーロ円:157.70円 - 158.93円


(中村)
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