ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下値堅い

 26日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下値が堅い。24時時点では150.34円と22時時点(150.19円)と比べて15銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りの低下に伴う円買い・ドル売りが先行すると一時150.09円付近まで値を下げたものの、日米金融政策の方向性の違いを背景に押し目買いなどが入ると150.45円付近まで持ち直した。23時発表の9月米住宅販売保留指数が予想を上回ったことも相場を下支えした。

 ユーロドルは戻りが鈍い。24時時点では1.0543ドルと22時時点(1.0559ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ安水準となった。22時過ぎに一時1.0560ドル付近まで買い戻されたものの、上値は重かった。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が理事会後の会見で「ユーロ圏の経済は弱いままであり、年内も同じような状態が続くだろう」「成長に対するリスク、依然として下振れ方向」「インフレは近いうちに低下するだろう」と述べたことが相場の重し。

 ユーロ円はもみ合い。24時時点では158.50円と22時時点(158.59円)と比べて9銭程度のユーロ安水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.96円 - 150.78円
ユーロドル:1.0524ドル - 1.0574ドル
ユーロ円:158.10円 - 158.84円


(中村)
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