ニューヨーク外国為替市場概況・24時　ドル円、こう着

　25日のニューヨーク外国為替市場でドル円はこう着。24時時点では149.92円と22時時点（149.92円）とほぼ同水準だった。9月米新築住宅販売件数が75.9万件と予想の68.0万件を上回ったことが伝わると一時149.95円と欧州時間に付けた日通し高値に面合わせしたものの、心理的節目である150円に近づくと、政府・日銀による為替介入への警戒感が高まり伸び悩んだ。市場では「まとまった規模のオプションが150.00円に観測されており、同水準を睨んだレンジ取引に収れんしやすい」との声も聞かれた。
　もっとも、今日これまでの安値は東京時間に付けた149.80円で値幅は15銭程度と非常に小さい。

　ユーロドルは下げ渋り。24時時点では1.0585ドルと22時時点（1.0575ドル）と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準となった。ユーロ豪ドルやユーロNZドルなどユーロクロスの上昇につれた買いが入った。市場では「26日の欧州中央銀行（ECB）定例理事会を前にポジション調整目的のユーロ買いが入った」との声も聞かれた。

　ユーロ円は24時時点では158.70円と22時時点（158.53円）と比べて17銭程度のユーロ高水準。全般ユーロを買い戻す動きが広がると158.76円付近まで下げ幅を縮めた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円：149.80円　-　149.95円
ユーロドル：1.0566ドル　-　1.0607ドル
ユーロ円：158.41円　-　158.94円

（中村）