東京外国為替市場概況・15時 ドル円、弱含み

 16日午後の東京外国為替市場でドル円は弱含み。15時時点では144.07円と12時時点(144.41円)と比べて34銭程度のドル安水準だった。後場の日経平均株価が一時500円超上昇する局面があったものの、143.98円前後まで弱含みに推移した。

 ユーロドルは強含み。15時時点では1.1556ドルと12時時点(1.1530ドル)と比べて0.0026ドル程度のユーロ高水準だった。ポジション調整の売りで一時1.1524ドルまで下押した後、1.1563ドルまで切り返した。
 デギンドスECB副総裁は「ユーロドルの為替水準1.1500ドルは、インフレ目標2%に対して障壁ではない」「インフレ目標が未達成となるリスクは限定的」「市場は、ECBが限りなく目標に近づいていると認識している」などと述べた。

 ユーロ円は小動き。15時時点では166.48円と12時時点(166.51円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルが強含みに推移し、ドル円が弱含みに推移したことで、166円台半ばで方向感のない値動きとなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.90円 - 144.75円
ユーロドル:1.1524ドル - 1.1563ドル
ユーロ円:165.91円 - 166.87円

(山下)
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