東京外国為替市場概況・8時 ドル円、買い先行

 16日の東京外国為替市場でドル円は買い先行。8時時点では144.45円とニューヨーク市場の終値(144.07円)と比べて38銭程度のドル高水準だった。イスラエルとイランを巡る地政学リスクが高まるなか、先週末の海外市場で進んだ有事のドル買いが継続。国内の外国為替証拠金取引(FX)業者の取引開始となる7時過ぎになると全般円売りが優勢となり、先週末高値の144.48円を上抜けて144.67円まで値を上げた。

 ユーロ円も買い先行。8時時点では166.70円とニューヨーク市場の終値(166.37円)と比べて33銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれて円売り・ユーロ買いが活発化し、一時166.87円まで買い上げられ、年初来高値を更新した。なお、先週末のCME日経平均先物は大証終値比130円高の37910円で引けている。

 ユーロドルは8時時点では1.1540ドルとニューヨーク市場の終値(1.1549ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。ドル買い圧力から1.1527ドルまで下げたが、ユーロ円の上昇が支えとなったため下値は限られた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.90円 - 144.67円
ユーロドル:1.1527ドル - 1.1548ドル
ユーロ円:165.91円 - 166.87円


(越後)
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