ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、買い一服

 8日のニューヨーク外国為替市場でドル円は買いが一服。24時時点では150.84円と22時時点(150.89円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。欧州時間からの流れを引き継いで買いが先行。一時150.99円まで本日高値を更新した。もっとも、米10年債利回りが4.54%台まで低下する中で151円台の回復には至らず、その後は150.81円付近まで押し戻された。
 なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長はFRB主催の会合であいさつを行ったが、金融政策や経済見通しについては言及しなかった。

 ユーロドルは買い戻し。24時時点では1.0690ドルと22時時点(1.0668ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ高水準となった。23時前に1.0660ドル近辺まで下落したが、欧州時間につけた安値の1.0659ドル手前で下値の堅さを確認すると、米長期金利の低下などを手掛かりにしたドル売りの流れに沿って1.0690ドル台まで切り返した。

 ユーロ円はしっかり。4時時点では161.25円と22時時点(160.97円)と比べて28銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの上昇につれたほか、欧米株価指数の堅調推移を受けたリスクオンの買いも入り、一時161.28円まで本日高値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.34円 - 150.99円
ユーロドル:1.0659ドル - 1.0702ドル
ユーロ円:160.70円 - 161.28円

(岩間)
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