ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ユーロドル、じり安の流れ一巡

 29日のニューヨーク外国為替市場で、ユーロドルはじり安の流れが一巡。4時時点では1.0984ドルと2時時点(1.0968ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準だった。米10年債利回りは一時4.3%台を回復したものの戻りが一服。ユーロ売り・ドル買い圧力が弱まり、ユーロドルは小幅に戻した。

 ドル円は重い動き。4時時点では147.18円と2時時点(147.39円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。米長期金利の戻りが一服。NYタイム以降の安値圏147.10円台へ下押した。メスター米クリーブランド連銀総裁からは「さらなる利上げが必要かどうかは経済状況次第」などの発言が聞かれた。

 ユーロ円は安値もみ合い。4時時点では161.66円と2時時点(161.66円)と比べて横ばいだった。いったんマイナスに沈んだナスダック総合がプラス圏を回復。ダウ平均が一時150ドル近い上昇となるなどリスク回避を意識した円買いは後退。ただ、ドル円が重く推移していることもありクロス円の反発力も総じて鈍い。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.67円 - 147.90円
ユーロドル:1.0960ドル - 1.1017ドル
ユーロ円:161.52円 - 162.25円

(関口)
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