NY株見通し-底堅い展開か 経済指標は11月ADP民間部門雇用者数など

 今晩は底堅い展開か。昨日はダウ平均とS&P500が小幅に続落したものの、米10年債利回りが9月上旬以来となる4.167%まで低下したことでハイテク・ジャイアントが軒並み上昇し、ナスダック総合が反発した。ダウ平均とS&P500は2日続落したものの、第4四半期ではダウ平均が7.81%高、S&P500が6.51%高、ナスダック総合も7.64%高と3週がそろって大幅高ペースとなった。年初来ではダウ平均が8.98%高、S&P500が18.95%高となり、ナスダック総合は35.96%高となった。

 今晩の取引では年末ラリーや来年の利下げ転換期待に加え、米10年債利回りの低下を追い風に底堅い展開か。来週12-13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、今週は週末金曜日に発表される米11月雇用統計が最大の注目点となるが、今晩は雇用統計の前哨戦となる11月ADP民間部門雇用者数や、その結果を受けた米10年債利回りの動向に注目する展開となりそうだ。

 今晩の米経済指標は11月ADP民間部門雇用者数のほか、MBA住宅ローン申請指数、10月貿易収支 、EIA週間原油在庫など。企業決算は寄り前にブラウン・フォーマン、キャンベル・スープなどが発表予定。(執筆:12月6日、14:00)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。