今日の株式見通し=日銀会合を前に上値が重いか

 東京市場は上値が重いか。先週末の米国株はまちまち。ダウ平均とナスダックが上昇し、S&P500が下落した。ダウ平均は56ドル高の37305ドルで取引を終えた。強弱感が交錯して上げ下げを繰り返したが、プラスで終了した。ドル円は足元142円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて260円安の32630円、ドル建てが185円安の32705円で取引を終えた。

 米国ではダウ平均が史上最高値を更新し、ナスダックが年初来高値を更新したが、上値も重かった。国内では本日から日銀金融政策決定会合が開催される。今年最後とも言える重要イベントを前に、積極的な買いは手控えられるだろう。CME225はやや大きめの下落を示唆している。この週末には多くのメディアが政治資金問題や内閣支持率の低下を大きく取り上げており、政局不安が株式市場でもクローズアップされる可能性がある。商いが盛り上がりづらく、為替や先物の動向にも神経質となりそうな中、場中は不安定な動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは32550円-33050円。
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