欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、下げ渋り

 22日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋り。22時時点では142.12円と20時時点(142.12円)とほぼ同水準だった。特段の材料が見当たらない中で米10年債利回りが一時3.84%台に低下し、全般的にドル売りが優勢となった。ドル円はこの流れに押されて141.90円台まで下落。ただ、売りの勢いが一服すると142.10円台まで値を戻した。

 ユーロドルは上昇一服。22時時点では1.1019ドルと20時時点(1.1019ドル)とほぼ同水準だった。全般的なドル売りの流れを背景として、じり高で推移すると、8月10日以来となる1.1038ドルまで上昇。ただ、買い一巡後は1.1010ドル台まで押し戻された。なお、ドル/スイスフランは一時0.8530フランと2015年1月以来の安値水準まで下落したほか、豪ドル/ドルは一時0.6816ドルまで上昇して7月27日以来の高値を付けるなど、ドル売りが優勢の展開となった。

 ユーロ円は様子見。22時時点では156.55円と、20時時点(156.55円)とほぼ同水準だった。ユーロドルの上昇とドル円の下落に挟まれ、156円台半ばで方向感が定まらなかった。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.87円 - 142.56円
ユーロドル:1.0994ドル - 1.1038ドル
ユーロ円:156.14円 - 156.74円

(川畑)
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