ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、強含み

 16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は強含み。2時時点では147.01円と24時時点(146.74円)と比べて27銭程度のドル高水準だった。ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事は「持続可能な2%インフレの達成が射程圏内にあると確信しており、インフレが再燃しなければ今年利下げが可能」などと述べた一方、「以前ほど迅速に利下げをしたり、急ぐ理由はない」「利下げを開始した場合でも秩序だって慎重であるべき」などの見解を示した。発言が伝わると米長期金利の上昇とともにドル買いで反応。米10年債利回りが4.05%台まで上昇幅を拡大するなか、一時147.19円と昨年12月7日以来の高値を更新した。

 ユーロドルはもみ合い。2時時点では1.0881ドルと24時時点(1.0873ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。1時過ぎに1.0863ドルまで下落する場面があったが、売りが強まる展開とはならず、その後は1.0880ドルを挟んだもみ合いとなった。

 ユーロ円は2時時点では159.95円と24時時点(159.56円)と比べて39銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれて円売り・ユーロ買いが進み、一時160.02円まで本日高値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.59円 - 147.19円
ユーロドル:1.0863ドル - 1.0951ドル
ユーロ円:159.24円 - 160.02円

(岩間)
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