ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、荒い値動き

 30日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは荒い値動き。24時時点では1.0850ドルと22時時点(1.0847ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.03%台まで低下するとユーロ買い・ドル売りが先行。24時前に一時1.0857ドルと日通し高値を更新した。
 ただ、米労働省が発表した12月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が902.6万件と予想の875.0万件を上回り、米10年債利回りが上昇に転じると一転ドル買い戻しが優勢に。24時過ぎに1.0833ドル付近まで下押しした。

 ドル円は乱高下。24時時点では147.17円と22時時点(147.44円)と比べて27銭程度のドル安水準だった。22時30分前に一時147.58円まで上げたものの、すぐに失速。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りが入ると日本時間夕刻に付けた147.16円を下抜けて一時147.10円まで値を下げた。
 ただ、12月米JOLTS求人件数の上振れをきっかけに米長期金利が上昇すると一転円売り・ドル買いが優勢に。24時過ぎに147.68円と日通し高値を更新した。

 ユーロ円は24時時点では159.69円と22時時点(159.94円)と比べて25銭程度のユーロ安水準。ドル円の上昇につれた買いが入ると一時160.07円と本日高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.10円 - 147.68円
ユーロドル:1.0812ドル - 1.0857ドル
ユーロ円:159.22円 - 160.07円


(中村)
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