欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、弱含み

 12日の欧州外国為替市場でユーロドルは弱含み。20時時点では1.0777ドルと17時時点(1.0803ドル)と比べて0.0026ドル程度のユーロ安水準だった。17時前に1.0806ドルまで上値を伸ばしたものの、その後は独長期金利の低下とともに上値が重くなった。欧州中央銀行(ECB)の早期利下げ観測などを手掛かりにした売りが進み、一時1.0767ドルまで本日安値を更新。もっとも、前週末安値の1.0762ドル手前では下げ渋っており、一方的に売りが進む展開にはなっていない。

 ドル円は戻りが鈍い。20時時点では149.05円と17時時点(149.10円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。17時過ぎに148.99円まで下落したが、149.00円割れ水準では押し目買いも入り、一巡後は149.20円付近まで反発。ただ、その後は再び売りに押されるなど戻りは鈍かった。

 ユーロ円は軟調。20時時点では160.63円と17時時点(161.07円)と比べて44銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルやドル円の動きにつれて円買い・ユーロ売りが進み、一時160.52円まで本日安値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.99円 - 149.32円
ユーロドル:1.0767ドル - 1.0806ドル
ユーロ円:160.52円 - 161.10円

(岩間)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。