東京外国為替市場概況・10時 豪ドル円、下落

 15日の東京外国為替市場で豪ドル円は下落。豪1月雇用統計が弱めの結果となったことに反応して豪ドル売りが優勢となり、豪ドル円は下落。仲値に絡んでドル円が下げたことも重しとなり、97.46円まで下値を広げた。

 ドル円は上値が重い。10時時点では150.27円とニューヨーク市場の終値(150.58円)と比べて31銭程度のドル安水準だった。10-12月期実質国内総生産(GDP)速報値が前期比・前年比ともに予想外のマイナスとなったことから、本邦の早期金融引き締め観測が後退して株高・債券高となる中、ドル円は150.50円台まで値を上げるも一時的。その後は時間外の米10年債利回りが低下したほか、仲値に向けてドル売りが強まったこともあり、10時過ぎに150.23円まで売られた。

 ユーロ円はドル円に連れた動き。10時時点では161.30円とニューヨーク市場の終値(161.53円)と比べて23銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の上昇に連れて161.59円まで上値を伸ばすも、その後は161.25円までつれ安となるなど、主体性を欠く動きとなった。

 ユーロドルは小高い。10時時点では1.0734ドルとニューヨーク市場の終値(1.0727ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。時間外の米長期金利の低下を眺め、1.0736ドルまで小幅に値を上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.23円 - 150.58円
ユーロドル:1.0726ドル - 1.0736ドル
ユーロ円:161.25円 - 161.59円

(川畑)
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