15日の主な要人発言(時間は日本時間)

15日06:04 バー米連邦準備理事会(FRB)副議長
「利下げ開始前に引き続き良いデータを確認する必要がある」
「1月の雇用やインフレ関連の統計は予想より強かった、FRBは数字全体を見ている」
「現在の金融政策決定、歴史的に類似事例なく『困難』」
「データはFRBが『良い道筋』にあることを示唆、ソフトランディングになるかどうかの判断は時期尚早」

15日10:43 新藤経済財政・再生相
「日銀は個人消費含め様々な指標や先行きリスク含め総合的に政策を判断」
「名目GDPでドイツが上回った、さらなる構造改革が一刻も早く必要」
「為替の円安やドイツの物価上昇率の高さも要因」
「金融政策の具体的手法は日銀にゆだねられるもの」
「政府としては密接な連携のなかで賃金上昇を伴う物価目標の達成へ適切な金融政策を期待」

15日17:08 ラガルドECB総裁
「欧州中央銀行(ECB)はインフレ率が2%に向かうとの確信が必要」
「データは、引き続き、低調な経済活動を示唆している」
「ECBはデータ依存のアプローチを継続する」
「2024年を通じて、ディスインフレが緩やかに続く見通し」
「インフレを左右する要因として、賃金の重要性が増している」
「インフレが2%に向かいつつあることを示す追加データが必要」
「インフレが再び上昇に向かうというリスクを負いたくない」
「インフレ率が2%へ向かっている証拠はまだ不十分」
「欧州中央銀行(ECB)は、早急な決断は避けたい」
「インフレが上昇する可能性が残されているため、早急な決断は避けたい」
「ECBの拙速な決定は望ましくない」

15日18:31 デコス・スペイン中銀総裁
「インフレは、2025年から2026年にかけて2%程度へ低下する見通し」
「次の金融政策の決定は、利下げになる見通し」

15日20:59 ナーゲル独連銀総裁
「早過ぎる利下げは、遅過ぎるより悪いことを歴史が示唆」

15日22:45 グリーン英中銀(BOE)金融政策委員会(MPC)委員
「英国の賃金成長は正しい方向に進んでいる」
「インフレ率は一時的に2%まで下がると予想している」
「インフレが2%に達したとしても、もし再び上昇すれば勝利宣言はできない」

15日23:22 ブレイナード米国家経済会議(NEC)委員長
「米国経済は客観的に見てとても良い」
「パンデミックの時に価格を引き上げた食料品店や小売業者が、価格を下げるときに来ている」
「米国経済は英国や日本と同じ道をたどらず、景気後退の予測を覆すだろう」

16日00:12 マン英中銀(BOE)金融政策委員会(MPC)委員
「賃金上昇は緩やかになっているが、CPI目標には高すぎる」
「サービスインフレは鈍化しているが道のりは長い」

16日02:10 シクルーナ・マルタ中銀総裁(ECB政策委員会メンバー)
「インフレ率が低下すれば、3月の利下げもあり得る」

16日03:19 ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事
「ドルが準備通貨としての地位を失うとは思わない」
「ドルは中国の脅威に耐えるべき」
*事前原稿では金利について言及なし

16日03:57 オアNZ準備銀行(RBNZ)総裁
「中期的な焦点を当てたインフレ目標への柔軟なアプローチが引き続き適切」
「コアインフレ率を1-3%の目標に合わせることが、インフレ率を中間点の2%に戻す上で重要な部分となる」

※時間は日本時間


(中村)
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