欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、荒い値動き

 12日の欧州外国為替市場でドル円は荒い値動き。22時時点では147.64円と20時時点(147.32円)と比べて32銭程度のドル高水準だった。2月米消費者物価指数(CPI)は総合・コア指数ともに市場予想をわずかに上回る結果となり、発表直後には米金利上昇とドル買いで反応した。米10年債利回りが一時4.1293%前後まで上昇するなか、ドル円も148.12円まで本日高値を更新。ただ、米CPIに対する反応は長続きせず、その後は米10年債利回りが4.07%台、ドル円が147.07円付近まで失速する場面も見られるなど荒い値動きが目立った。

 ユーロドルも荒い値動き。22時時点では1.0920ドルと20時時点(1.0934ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。米CPIの発表直後に1.0904ドルまで下落したものの、その後は1.0944ドルの高値まで一転上昇した。

 ユーロ円は22時時点では161.23円と20時時点(161.08円)と比べて15銭程度のユーロ高水準だった。ドル絡みの取引が中心ではあったが、161.57円まで上昇した後に161円割れ水準まで押し戻されるなど、161円台前半の水準で神経質に上下した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.62円 - 148.12円
ユーロドル:1.0904ドル - 1.0944ドル
ユーロ円:160.28円 - 161.57円

(岩間)
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