東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、伸び悩み

 14日午後の東京外国為替市場でユーロ円は伸び悩み。17時時点では161.69円と15時時点(161.81円)と比べて12銭程度のユーロ安水準だった。時間外の米株先物を眺めながら161.91円まで日通し高値を更新した。もっともその後、ドル円が148円を前に上昇が一服し、ユーロドルもギリシャ中銀総裁のハト派発言で下押す流れに引きずられ、161.64円近辺まで上値を切り下げた。

 ユーロドルはじり安。17時時点では1.0935ドルと15時時点(1.0939ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の高止まりが重しとなっていたところに、ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁が早期利下げに言及したことに反応し、1.0932ドルまでユーロ安に傾いた。
 ギリシャ中銀総裁は「我々はすぐに利下げを開始する必要がある」と述べ、夏季休暇前に2度の利下げや年内4回の利下げの必要性を訴えた。

 ドル円はやや上値が重い。17時時点では147.86円と15時時点(147.92円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。昨日高値148.05円や8・12日高値148.12円が目先の抵抗水準として意識され、147.80円台で伸び悩んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.53円 - 147.97円
ユーロドル:1.0932ドル - 1.0955ドル
ユーロ円:161.56円 - 161.91円


(小針)
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