21日の主な要人発言(時間は日本時間)

21日09:51 鈴木財務相
「為替、高い緊張感もって動きを注視」
「為替は安定的に推移すること望ましい」

21日10:11 植田日銀総裁
「当面、緩和的な金融環境継続で経済・物価を支える」
「賃金と物価の好循環の強まり確認されてきている」
「完全に物価目標の達成見極めてから政策修正の選択した場合、インフレ率が2%上昇で止まるかははっきりしない」
「長期金利急上昇の場合、機動的に国債買い入れオペを増額」
「保有国債によるストック効果は引き続き作用するが、量的・質的緩和と呼ぶことは考えていない」
「1993年から2022年までの逸失金利収入は600兆円と試算」
「利子所得の減少は総需要にマイナスの影響の可能性、ただ低金利は経済環境の改善につながった」

21日11:12 林・官房長官
「為替市場の動向を高い緊張感をもって注視」

21日17:37 スイス国立銀行(中央銀行、SNB)声明
「必要に応じて外国為替市場で積極的に活動する意向も維持する」
「引き続きインフレの推移を注意深く監視し、インフレが中期的に物価安定と一致する範囲内にとどまるよう、必要に応じて金融政策を再度調整する」
「新しい予測によれば、今後数年間のインフレ率はSNBが物価安定とみなす範囲内にとどまる可能性が高い」
「今回の決定に際し、インフレ圧力の低下と過去1年間の実質ベースでのスイスフランの上昇を考慮」

21日18:14 ノルウェー中銀(ノルゲバンク)声明
「インフレ率を2%の目標に戻すためには、政策金利を現在の水準にしばらく維持する必要がある」
「経済成長は2024年前半まで低水準が続き、その後持ち直すと予想」
「失業率は2023年12月時点の予想より若干低下するものの、上昇に転じる可能性が高い」
「インフレ率は2024年にやや急速に鈍化し、2027年末には2%に近づくと予想」

21日18:35 ジョーダン・スイス国立銀行(スイス中銀、SNB)総裁
「ほかの中銀から独立して決定している」
「スイスフランの中期的な動きに注目している」
「インフレの主因は国内サービス 」
「中立金利がどの程度かについてはコメントしない 」

21日20:12 トルコ中銀声明
「インフレ見通しの悪化を受けて、委員会は政策金利の引き上げを決定」
「委員会はインフレ期待と価格設定行動の予測との整合性、および賃金上昇がインフレに及ぼす影響を注意深く監視」
「インフレの大幅かつ持続的な悪化が予想される場合、金融政策スタンスは引き締められるだろう」
「委員会はインフレの基調的傾向の低下を確実にし、中期的に5%のインフレ目標を達成するために必要な金融・金融条件を生み出すような形で政策決定を行う」

21日20:22 ドイツ連邦銀行(ブンデスバンク)
「第1四半期に景気後退に陥る可能性」
「個人消費にも当面大きな刺激は期待できない」
「気候変動政策などの主要問題に対する不確実性も投資判断の重しとなっている」
「インフレは今後数カ月でさらに低下する可能性がある」

21日21:03 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
「MPCは8対1で5.25%の据え置きを決定」
「1人が0.25%の利下げを主張」
「CPIインフレ率は2024年第2四半期には目標の2%をわずかに下回る水準に低下すると予想されており、従来の予想よりも若干低い水準となる」
「インフレ率を中期的に持続的に2%の目標に戻すためには、金融政策を十分な期間にわたり制限的にし続ける必要がある」
「MPCはインフレ率を持続的に2%の目標に戻すため、金融政策を調整する用意がある」
「労働市場状況の基調的な逼迫や賃金の伸び、サービス価格のインフレなどさまざまな指標を含め、経済全体における持続的なインフレ圧力と回復力の兆候を引き続き注意深く監視していく」

21日23:45 グラヴェル・カナダ中銀(BOC)副総裁
「2月のインフレデータは大変心強いものだったが、一つのデータに過ぎない」

22日00:05 ベイリー英中銀(BOE)総裁
「英国はインフレ退治を巡り勝利への道筋にある」
「市場の利下げ見通しは妥当」
「持続的なインフレの退治には、まだ一定の距離がある」
「行動する前にインフレ率が2%になる必要はない」

22日04:05 メキシコ中銀声明
「今回の決定は全会一致ではなかった」
「インフレ軌道のリスクバランスは依然として上向きに偏っている」
「インフレ率は2025年第2四半期には目標の3%に収束すると予想」
「インフレ見通しは依然として厳しい」

※時間は日本時間


(中村)
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