東京外国為替市場概況・15時 ドル円、上昇一服

 27日の東京外国為替市場でドル円は上昇一服。15時時点では151.75円と12時時点(151.89円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。152円を前に高止まりする中、鈴木財務相が円安進行について「行き過ぎた動きにあらゆる手段を排除せず断固たる措置」などと発言すると、151.60円台まで下げ足を速めた。後場に入っても堅調推移が続いた日経平均が支えとなり、売り一巡後は持ち直すも151.70円台までと限られた。

 ユーロ円は主体性を欠く動き。15時時点では164.18円と12時時点(164.32円)と比べて14銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が水準を切り下げると164円手前まで下押すも、その後はドル円の戻り歩調に合わせるように164.20円台まで持ち直すなど、ドル円に左右される展開となった。

 豪ドル円は切り返し。市場予想をやや下回った2月豪消費者物価指数(CPI)を受けて98.74円まで下押すも、その後は日経平均の堅調推移を支えに99.00円前後まで切り返して本日高値99.03円に迫った。

 ユーロドルは小動き。15時時点では1.0826ドルと12時時点(1.0826ドル)と比べてほぼ同水準だった。円主体の動きとなる中で様子見ムードが広がり、1.0830ドル前後での狭いもみ合いが続いた。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.45円 - 151.97円
ユーロドル:1.0821ドル - 1.0833ドル
ユーロ円:163.91円 - 164.42円

(川畑)
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