欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、急落

 27日の欧州外国為替市場でドル円は急落。20時時点では151.20円と17時時点(151.70円)と比べて50銭程度のドル安水準だった。一部報道で「財務省・金融庁・日銀が18時15分から情報交換会合を開催」と伝わると円買いが強まり始めた。3者会合が行われるなか円高が進み、ドル円は151円の節目へ徐々に近づく動きに。会合後、神田財務官からは「(過度な為替変動に対して)あらゆる手段を排除せずに適切な対応をとる」「(介入の可能性について)文字通りあらゆる手段を排除しない」などの見解が示された。ドル円は戻りが鈍く、151.05円まで下値を広げた。

 ユーロ円も下振れ。20時時点では163.68円と、17時時点(164.13円)と比べて45銭程度のユーロ安水準だった。クロス円も円買い優位で、ユーロ円は163.51円まで下落。ポンド円も190.69円、豪ドル円は98.59円、NZドル円は90.67円と、軒並み円高推移となった。

 ユーロドルは小高い。20時時点では1.0832ドルと17時時点(1.0826ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。対円でドルが大きく下振れたことが支えとなり、1.0839ドルまで小幅に本日のレンジ上限を広げた。ただ、対円でユーロも急落しており上昇を限定した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.05円 - 151.97円
ユーロドル:1.0821ドル - 1.0839ドル
ユーロ円:163.51円 - 164.42円

(関口)
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