ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、強含み

 2日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは強含み。24時時点では1.0766ドルと22時時点(1.0749ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準だった。NY市場に入っても、独長期金利の大幅上昇に伴うユーロ買いが続いた。23時30分前には一時1.0779ドルと日通し高値を更新した。
 なお、ユーロポンドは一時0.8575ポンド、ユーロNZドルは1.8066NZドル、ユーロカナダドルは1.4624カナダドルまで値を上げた。

 ドル円は頭が重かった。24時時点では151.58円と22時時点(151.69円)と比べて11銭程度のドル安水準だった。対ユーロ中心にドル安が進行すると、円に対してもドル売りが先行。東京時間に付けた151.51円を下抜けると一時151.47円まで値を下げた。一時は4.4032%前後と昨年11月28日以来の高水準を付けた米10年債利回りが4.35%台まで上昇幅を縮めたことも相場の重し。
 なお、23時発表の2月米JOLTS求人件数は875.6万件と予想の874.0万件を若干上回ったものの、前月の数値が下方修正されたこともあって相場の反応は限られた。

 ユーロ円は24時時点では163.19円と22時時点(163.05円)と比べて14銭程度のユーロ高水準だった。全般ユーロ買いが進んだ流れに沿って一時163.33円と日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.47円 - 151.80円
ユーロドル:1.0725ドル - 1.0779ドル
ユーロ円:162.62円 - 163.33円

(中村)
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