ニューヨーク外国為替市場概況・28日 ユーロドル、3日続落
28日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは3日続落。終値は1.0789ドルと前営業日NY終値(1.0828ドル)と比べて0.0039ドル程度のユーロ安水準だった。アジア時間に伝わったウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事の発言をきっかけに、米利下げ開始時期が後ずれするとの観測が高まった一方、欧州中央銀行(ECB)の利下げ開始時期が近づいているとの見方は強まっており、欧州市場では一時1.0775ドルと2月20日以来の安値を付けた。
NY市場では明日からのイースター休暇を控えて、ポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りが先行し、23時過ぎに一時1.0819ドル付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは鈍かった。
なお、ビルロワドガロー仏中銀総裁は「インフレは急速に低下しているものの、依然として高水準」「2%のインフレ目標が視野に入ってきた」などと述べたと伝わった。
ドル円は小反発。終値は151.38円と前営業日NY終値(151.33円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。0時30分過ぎに一時151.15円と日通し安値を付けたものの、前日の安値151.03円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。4時過ぎには151.42円付近まで持ち直した。
海外の主要市場が明日からイースター休暇入りするほか、本日は聖金曜日の祝日(グッドフライデー)の前日で米債券市場が短縮取引。流動性が薄く、大きな方向感は出なかった。明日29日にFRBが重視する2月米個人消費支出 (PCE) 価格指数など、注目度の高いインフレ指数の発表を控えて様子見ムードも広がった。
ユーロ円は続落。終値は163.27円と前営業日NY終値(163.75円)と比べて48銭程度のユーロ安水準。欧州時間に一時163.14円と19日以来の安値を付けたものの、NY市場に入ると163.58円付近まで下げ渋った。ユーロドルにつれた動きとなった。
カナダドルは全面高。1月カナダ国内総生産(GDP)が予想を上回ると全般カナダドル買いが先行。対米ドルで一時1.3525カナダドル、対ユーロで1.4604カナダドル、対円で111.87円までカナダドル高に振れた。WTI原油先物価格の上昇を背景に産油国通貨とされるカナダドルに買いが集まった面もあった。
本日の参考レンジ
ドル円:151.15円 - 151.54円
ユーロドル:1.0775ドル - 1.0828ドル
ユーロ円:163.14円 - 163.87円
(中村)
NY市場では明日からのイースター休暇を控えて、ポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りが先行し、23時過ぎに一時1.0819ドル付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは鈍かった。
なお、ビルロワドガロー仏中銀総裁は「インフレは急速に低下しているものの、依然として高水準」「2%のインフレ目標が視野に入ってきた」などと述べたと伝わった。
ドル円は小反発。終値は151.38円と前営業日NY終値(151.33円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。0時30分過ぎに一時151.15円と日通し安値を付けたものの、前日の安値151.03円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。4時過ぎには151.42円付近まで持ち直した。
海外の主要市場が明日からイースター休暇入りするほか、本日は聖金曜日の祝日(グッドフライデー)の前日で米債券市場が短縮取引。流動性が薄く、大きな方向感は出なかった。明日29日にFRBが重視する2月米個人消費支出 (PCE) 価格指数など、注目度の高いインフレ指数の発表を控えて様子見ムードも広がった。
ユーロ円は続落。終値は163.27円と前営業日NY終値(163.75円)と比べて48銭程度のユーロ安水準。欧州時間に一時163.14円と19日以来の安値を付けたものの、NY市場に入ると163.58円付近まで下げ渋った。ユーロドルにつれた動きとなった。
カナダドルは全面高。1月カナダ国内総生産(GDP)が予想を上回ると全般カナダドル買いが先行。対米ドルで一時1.3525カナダドル、対ユーロで1.4604カナダドル、対円で111.87円までカナダドル高に振れた。WTI原油先物価格の上昇を背景に産油国通貨とされるカナダドルに買いが集まった面もあった。
本日の参考レンジ
ドル円:151.15円 - 151.54円
ユーロドル:1.0775ドル - 1.0828ドル
ユーロ円:163.14円 - 163.87円
(中村)