米国債市場概況・3日 10年物国債利回り、4.34%に低下

 3日の米国債券相場で長期ゾーンは4営業日ぶりに小反発。表面利率4.000%の10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は高い)4.34%で終えた。3月ADP全米雇用報告が予想を上回ったほか、ボスティック米アトランタ連銀総裁が「今年の利下げは1回のみと予想」との考えを改めて示すと売りが先行。利回りは一時4.4274%前後と昨年11月以来の高水準を付けた。ただ、3月米ISM非製造業指数が予想を下回ったことが分かると買い戻しが優勢となり、上げに転じた。

(中村)
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