NY株見通しーもみ合いか 経済指標は3月NFIB中小企業楽観度指数など

 今晩はもみ合いか。昨日は水曜日に米3月消費者物価指数(CPI)の発表を控える中、米10年債利回りが一時、昨年11月以来の4.46%台まで上昇したものの、米国株はおおむね底堅く推移した。ダウ平均は11.24ドル安(-0.03%)とほぼ横ばいで終了し、S&P500も0.04%安とわずかながらマイナス圏で終了。ハイテク株主体のナスダック総合は0.03%高とわずかながら2営業日続伸した。

 今晩の取引で翌日の米3月CPIの発表を控え、米10年債利回りの動向を睨んだ神経質な展開か。3月CPIは変動の大きい食品、エネルギーを除くコア指数が前月比+0.3%、前年比+3.7%とそれぞれ前月分の+0.4%、+3.8%から低下が見込まれているが、予想比上振れとなれば、インフレ長期化による高金利政策の長期化見通しが株式市場の重しとなることが警戒される。

 今晩の米経済指標は3月NFIB中小企業楽観度指数など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:4月9日、14:00)
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